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【美術・博物館巡り】正倉院宝物を受け継ぐ(明治神宮ミュージアム2024年)レビュー

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先日、明治神宮ミュージアムで「伝統を再現する叡智と技 正倉院宝物を受け継ぐ 明治天皇に始まる宝物模造の歴史」を見てきました。

 

正倉院宝物を受け継ぐ ―明治天皇に始まる宝物模造の歴史―

(引用: 明治神宮ミュージアムHP, 2024.02.06閲覧)

 

 

正倉院の宝物は1000年以上前のものにしては保存状態がよいけれど、やっぱり劣化はしてきます。

明治天皇はそれらの整理や修復を命じ、その一環として模造制作がされるようになりました。

その模造品を展示してある展覧会です。

 

模造品とはいえ、明治時代のものは100年くらい経っていますし、しっかり研究した上、超一流の職人が作り上げているので、「再現品」と言った方がしっくりする気がします。

 

 

杜のテラス2nd(フォレストテラス明治神宮)

 美術館に入る前に、「杜のテラス2nd」へ。

初心者の美術館の楽しみ方の一つは、まずは併設カフェへ行くこととユーチューバーが言っていました。

このカフェは明治神宮全体のもので、ミュージアムのカフェではないけれど、血糖値が下がってよれよれしてましたので、入りました。

 

これはセルフサービスのいわゆるフードコートですね。

はずかしながら、明治神宮に気軽なカフェがあるとは知りませんでした。

 

名物の酒饅頭と明治の山茶のセット。500円。

饅頭は手で割りましたよ。

ヨダレはついてません( ー`дー´)キリッ

 

コーヒーやサンドイッチは同じ建物内で違うブースで売っています。

酒饅頭のお酒の香りがけっこうするので、コーヒーではなくお茶で正解でした。

 

隈研吾建築

 ミュージアム入り口。

まず目を引くのがこの建物。

隈研吾氏の建築です。

 

地味で渋く、好みですね。

写真を撮るのを忘れてましたが、横は坂道になっており、それも計算に入れて作られています。

 

ミュージアムの中から見た様子。

ガラス張りで、東屋ぽい。

 

坂道を上がった裏手。

 

正倉院宝物展1階

 1階は正倉院についてのパネル展示と本展覧会の説明映像が流れていました。

歴史の復習にもなります。

わたしはたまたまお勉強してたので、バッチリでした…ねこねこ日本史で…(;・∀・)

 

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今回の目的の一つ。

レプリカと言うほどではないけれど、「螺鈿紫壇五弦琵琶(らでんしだんのごげんびわ)の重さを体験できます。

本物はもっと分厚いです。

たしかに、大きさの割に重い。

重さ3.9kgくらい。

 

しっかり裏も再現されてましたよ!

 

こういうとき、相方がいれば弾いている風の写真撮ってもらえたのに(つд⊂)エーン

でも、撮っている人はわたしくらいでした(;・∀・)

 

ここからは写真NGとなりまして。

 

1階の他の場所は、天皇と明治神宮の行事展示、明治神宮のなりたちやミュージアムショップがありました。

 

正倉院宝物展2階

 写真撮影NG。

フライヤーをお借りしてご紹介。

 

最初の部屋は明治天皇についての展示もあります。

教科書に載っていた明治天皇の写真だと思ってたのは、絵だったというのにびっくりしましたよ。

明治天皇は写真嫌いだったって。

わたしも写真嫌いなので、ちょっと身近に感じました。

 

いよいよ宝物が。

こじんまりしていますが、その割にはお客さんが入っていたと思います。

 

 模造 金銀鈿荘唐大刀

 模造 紅牙撥鏤撥

 「金銀鈿荘唐大刀(きんぎんでんかざりのからたち)」。

儀式用で、金蒔絵、透かし彫りなどかなり美しいものです。

1889年に再現されたそうで。

135年前!ぴかぴかでそうは見えませんでした。

 

左の赤いのは「紅牙撥鏤撥(こうげばちるのばち)」。

琵琶を弾く撥ですが、赤く染めた象牙の表面を彫っていて、すごく華やかな一品です。

奈良時代にこんなにすごいものがあったとは。

 

 模造 螺鈿紫壇五弦琵琶

 次の部屋では、螺鈿紫壇五弦琵琶を再現している様子の映像が見られます。

割と最近みたいでした。

小さい画面でしたので、もっと大きかったらよかったなあと思いました。

 

何人もの一流職人の手を経てよみがえり、録音ですが音を聞くことができます。

五弦琵琶はくぐもった感じのやわらかい音でした。

絃は絹糸でけっこう太いからかもしれませんね。

超絶技法は披露できなさそうですが、落ち着きたいときにはよいと思いました。

 

再現を除くと、五弦琵琶は世界でも正倉院にしか残ってないそうです。

 

そしていよいよ、螺鈿紫壇五弦琵琶(明治時代作成)にご対面。

教科書によく載っているやつですね。

前期と後期で展示品が違うとのこと。

わたしが見たのは、うらの色が茶色い方だと思います。

このフライヤーは前期のものです。

 

いやはや、きれいでしたよ。

特に裏側の螺鈿の美しさったらないですね。

 

たまたまあった奈良の正倉院展のフライヤーを見ると、別の琵琶ですが本物は保存状態はよいものの、よく見るとひびが入っていたりします。

なので、正倉院展で先に本物をみて、インプットして、本展覧会で作られた当初はどんな感じだったのかを見ればより感動したのではないかと思います。

正倉院展に行けなかったことが残念です(つд⊂)エーン

 

なので、本物を見たことがあるかたは、ぜひ、明治神宮ミュージアムにも行ってください!

 

ところで、この教科書に載っている琵琶は、わたしはこのように後ろが膨らんでいると思っていました。

実際は膨らんでませんでした。すとーん。

ギターみたいな感じですね。

 

 他

 他には、これまた教科書でよく見る酔胡王面(すいこおうめん)、螺鈿箱の模造などありました(上の方の画像参照)。

どれもつい最近作ったようにピカピカ。

 

お面はうちの兄にほんの少し似てます…濃いw

 

令和に再現されたガラスのお魚がかわいかった!

奈良時代の人も現代人とあまり感覚は違わないのですね。

これは本物もあまり劣化せず、同じような感じらしいです(説明動画より)。

 

かえすがえすも本物を見てないことが悔やまれる。

ネタバレされた漫画を見るよりも!

 

グッズ

 グッズはかわいいのがありました。

琵琶のクリアファイルやアクスタなど現代的?なものも。

ネイルにつけるシールもありましたよ!

イチオシはものさし!ぜったい使うw

それから、螺鈿紫壇五弦琵琶のピンバッジはすごくきれいでかっこいいです。770円とお手頃。

 

でも、今自分が使うものがなかったので、やめておきました。

ものさしもこの間買っちゃったし。

最近、散財してますからね(T_T)。

 

エコバッグがほしいなと思ったのですが…大きすぎた…。

ミュージアムショップのエコバッグって、ちょうどいいのがなかなかないのですよねぇ…。

 

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正倉院展は毎年奈良でやっているとのことで、いつか本物の宝物を見る機会があるのでしょうか。

関西に転勤になったら行きたいなー。

 

ということで、「正倉院宝物を受け継ぐ」展はお近くの方、奈良の正倉院展に行ったことがある方にはおすすめです!

 

↓同じ日に行ったところ

pompomtanupi.hatenablog.com

 

↓明治神宮の記事

pompomtanupi.hatenablog.com

 

ではではご覧いただきありがとうございました。