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おととい、文学フリマに行ったことを書きました。
今回は書評です。
まあ、2冊しか買ってないんですけど。
「歌集 けんけんぱっぱ」竹村ヒカル
会場まで東京モノレールで行ったのですが。
空港へ行く外国人より、比較的軽装の若者が多く、あれ?と思いました。
(突然ウマ娘のアニメ声が放送され、外国人たちがうろたえていました。)
ああ、文フリに行くのかな?すごい人数だなあとぼーっと見ていたら。
ん?
あきらかに他の人と違う風貌の方が。
文豪!
そう、文豪風のお兄さんがいたのです。
ドストエフスキーや夏目漱石みたいに髭を生やしているのではなく、又吉直樹みたいな、やや幸薄そうな感じ(スイマセン)。
要するに、細くて髪が長かったのですね。
そして、着ているものも着物ではないのに、なんとなく文豪風。
シックでたぶん上着が長かったのかな??
とにかく、このお兄さんはわたしの中で文豪とインプットされ、これで一般来場者だったら詐欺だよなあと思いながら下車しました。
そして、前回も書きましたが、はてブロの本をもらった後、大海原に放り出されたような感覚に陥り、海に落ちた一匹のたぬきのように打ち震えていました。
何をどうやって買えばいいのか・・・・。
そうすると、あの文豪がいるではないですか!!
おお、文豪、どんなの書いているのか、と興味がわき、近づいていきました。
なお、失礼かなと思い、お顔はあまり拝見していません。
文豪風だから小難しいのを書いているんだろうな、と見本を見せてもらいました。
ん?
詩?詩かあ。
分からないんだよなあ、詩。
抽象的でしょ?なにゆってんのか分かんないんだよねえ。
風景でも雨が蕭々と降っているとか延々と続くんでしょ?
と思っていたら。
お。
分かりやすい。
1行詩。短歌なのかな?
どちらかというと具体的。
身近な題材で、庶民的な単語を使ってくれている。
・・・いや、まてよ。
おもしろいぞ、コレwww
例えば、
すばらしい短歌を詠めばモテていた 鎌倉時代までの話だ
(引用:「歌集 けんけんぱっぱ」, 竹村ヒカル, 2023.11.13)
地味におもしろい。
もともとは短歌から入ったとあとがきに書かれていました。
なるほど、それでなじむのかも。
けっこう恋愛の話も入っていて、いったいどんな経験をしてきたのか、と気になりますwww
そして、「やさぐれ書房」。
やさぐれているわたしには運命的です。
ちょっと回ってから買うか決めようと思って、しばらく他のブースを見て戻ってきたら、文豪は席を外していました。
お手伝いの女性から購入。
薄い歌集もあったのですが、これが一番読みやすかったです。
なぜか。
(たぶん)明朝体だったから
え。字体なん?と思われましたかね。
丸文字って見にくいんですよね。
あと年齢とともに小さい字も読みにくくなっているし。
なので、幅広い世代に売りたい方は、
明朝体もしくはゴシック体(またはそれに似た字体)で大きめの字で
有料級の情報ですww
文豪はヘタ絵がうまいんですよ(このようなゆるい絵をうまくても「ヘタ絵」と言います。たぬ用語)。
表紙は世界観に沿った絵を他の方に描いてもらうことが多いようですが。
わたしはこのヘタ絵が好きですね。
新作はこのヘタ絵を描いてほしいです。
最後にもう一度文豪の姿を拝見しようと探したら、文豪またいませんでした。
文豪~どこ行っとんねーん。
まあまた文フリでお会いできるでしょう。
体言止めや倒置法など学校で習ったテクニックが随所にあり、うれしくなります。
繊細な詩もあり、おすすめの歌集です。
「サラダ記念日」(俵万智)より面白かった!!(個人の意見です)
↓竹村ヒカルさんのHP。ミュージシャンでもあるらしいです。
ホーム | 竹村ヒカル -official web site-
では、ここで僭越ながらわたしが高校時代に授業で作った短歌。
「寒きびし くしゃみ3回 する君に 言ふよしもがな 飲めルル3錠」
(うろ覚えにて改変しています。特に季語は忘れた。字余り。)
色気も情緒も一切ないですね。
最後に、文フリ出店する方に。
勝負は開店準備からではない。
すでにモノレールから始まってるんだよッ!!
というわけで、文フリでコスプレはNGらしいですが、自分の作品の世界観を表す装いをしてみてはいかがでしょうか。
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「読むタヌキ大学」けいおうタヌキ研究所、むらたぬき、たぬえ
たぬきの絵やたぬきの名前を語っているブースは必ず覗きました。
もっともたぬき的だったのがこちらですが。
この雑誌は、信楽焼のタヌキについて書かれています。
この1冊で信楽タヌキのマニア初級になれます。
サンプルの本を見ていて、
- 価格: 2420 円
- 楽天で詳細を見る
こちらが飾ってまして。
これ、図書館で借りたことある!!
お兄さんに、ご自身が書かれたのか聞いたら、そうですとおっしゃっていました。
おおお、こんな図書館に並ぶ本を書いた方が参加しているとは。
運命やーん(⌒∇⌒)
握手したかったけど、気持ち悪がられるだろうからやめておきました。
文フリは、プロアマ問わず出品できるので、本屋さんに並ぶような本を書いた作家さんもいます。
おまけで信楽焼たぬきの見分け方をいただきました。
これはすばらしい。
うちの子。
信楽に行ったとき、ちょうど信楽焼祭りをしてまして。
ぜったいたぬきの置物は買うなよ!!と言っていたにも関わらず、こっそり夫が買いました。
どこ置くの。
この判別パラメータによると、陶仙民芸のものに似てますが、杖の形状とふぐりが少し違う気がします。
お弟子さんが作ったのかもしれませんね。
なお、「タヌキ大学」では学部入学案内がありまして。
でも2021年度だったので、2024年度はどうなのかは分かりません。
このタヌキ大学は夫が眺めて楽しんでいます。
なお、わたしの記事が載ったはてブロ文学フリマ本は誰も読みませんがね。
冷たい家族。
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以上、たった2冊しか買わなかったけど、厳選した2冊でした。
今度はちゃんと下調べして、訪れるブースを決めていこうと思います。
カフェで読書にしたかったけど、散財したため、おうちカフェ。
そしてゆるダイエット中にてほうじ茶。つまんねー。
ふだんは皿になんぞ入れませんぞ。
ではでは、ご覧いただきありがとうございました。
関連のない2冊。自分の内面を表している。