※この記事はアフィリエイト広告を利用しています。
今週のお題「最近読んでるもの」
「カラマーゾフの兄弟」(新潮文庫)、ドストエフスキー(著)、原卓也(翻訳)
です。
【PR】
物欲の権化のような父フョードル・カラマーゾフの血を、それぞれ相異なりながらも色濃く引いた三人の兄弟。放蕩無頼な情熱漢ドミートリイ、冷徹な知性人イワン、敬虔な修道者で物語の主人公であるアリョーシャ。そして、フョードルの私生児と噂されるスメルジャコフ。これらの人物の交錯が作り出す愛憎の地獄図絵の中に、神と人間という根本問題を据え置いた世界文学屈指の名作。
(引用: 2023.11.08閲覧)
なお、未完で絶筆ですが、それでも小説史上最高傑作のひとつと言われています。
まあまあきりのいいところで終わっていたと思うので、読んでも大丈夫です。
サスペンスぽいですが、なぞ解きを期待してはいけません。
この間、図書館で借りました。
もともと亀山郁夫翻訳(光文社古典新訳文庫)はだいぶ前に読んでいました。
新しい訳で読みやすくなったと一世を風靡したと思います。
特にロシア語の人名はいろいろ変化するため、統一したのがいいと言われています。
ロシア人の呼称には、あだ名やからかわれるときの愛称など、いろいろあるのです。
例えば、「アレクセイ」なら、「アリョーシャ」「リューシェチカ」など。
アンチ亀山もいるようですが、新訳が必ず通る道なので、あまり気にしなくていいと思います。
誤訳も多いと聞きますが、読みやすさ重視ならばよいと思います。
わたしが今回選んだ原卓也翻訳は、どうやら文学的でなかなか人気があるようです。
なので、ちょっと言い回しが分からないところがあるのです。
以上、亀山訳と原訳が現在、新品で手に入るカラマーゾフとのことです。
そして、たぶん絶版ですが、マニアに必須なのが、江川卓訳。
【PR】
(楽天ブックスにはありませんでした。)
どうやら注釈が充実しており、聖書の引用の意味、当時の文化、歴史などの説明もしてくれているようです。
これはマニア度が高くなればなるほど必要ですね。
一般の人はたぶん注釈見ないです(;'∀')
なかなか手に入らないようです。
どうやったら読めるか。
おそらく図書館です。司書さんに相談するといいと思います。
無くても、近隣の図書館から取り寄せてくれると思います。
で、書評は?と思いましたか?
お題をよく見てください。
「最近」読んでいるもの、ですよ。
つまりまだ読み終わってない(⌒∇⌒)
しかも3冊中1冊目もまだ。
いやあ、眠くなるんですねえ。
なかなか進まない。
途中、こちらも購入。
【PR】
評価の良かった漫画版。
まあまあ、ダイジェスト版でいいと思いました。
エッセンスのみ知りたい方にはいいと思います。
亀山訳で読んだ記憶とおおよそ一致したので、大筋は理解していると分かりました。
あの長い長い長~~~~~~~~~~~~~~~~い大審問官もコンパクトになっています。
やはりここからは細かいところを読んでいく作業になるのですね。
図書館では本が少ないわりに興味がある人が多く、次の予約が入っています。
これは買って、ちゃんと読んだ方がいいかな、と思ってきました。
じゃあ、どれが一番おすすめなんだよ??と聞かれたら。
全部を読んでいるわけではないけれど。
「全部読めばいいですよ」
ですね。
亀山郁夫訳は賛否両論ありますが、おかしいところが分かるということは、物語を理解しているということなので、読んでみてもいいと思います。
マンガはわたしの調べではあと2種類あるようです。
※他にも、米川正夫訳(岩波新書)などあるようです。読み比べてみてね。
忙しくなってきたのもあり、眠くなるのもあり、秋には読み終わらないかもしれませんね・・・。
まあいつか書評、書けたらいいなと思っていますが、約束はしません( ー`дー´)キリッ
ではではご覧いただきありがとうございました。
アレクセイが一応主役と書かれています。
公式美青年。面長、栗色の髪、目は濃い灰色。
具体的に容姿が書かれているのは、兄弟の中ではおそらくアレクセイのみ。
イワン(次男)が眼鏡男子かどうかが気になるところ。