たぬちゃんの怠惰な日常

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【美術・博物館巡り】やまと絵展(東京国立博物館)へ行ってきました

あれ?

こないだ北斗の拳原画展に行ってなかったけ?

と思いましたか。

 

そう、月曜に北斗の拳、金曜にやまと絵展でした。

1週間に2つは正直疲れました。

 

上野公園。

人が少ないように見えますが、すぐ横に修学旅行生がたくさん座っています。

平日にしてはずいぶん混んでました。

季節がよいからかもしれません。

 

今回は間違えずに入場。

こちらでは横尾忠則展が!

ふだんはこの「表慶館」には入れないので、貴重です。

いやー、入りたい。

でも今日はやまと絵だ!

 

おおお。

金箔をイメージした黄色。

 

yamatoe2023.jp

(引用:特別展「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」, 東京国立博物館, 2023.10.22閲覧)

 

やまと絵とは?

やまと絵は、中国に由来する唐絵(からえ)や漢画(かんが)といった外来美術の概念や技法との交渉を繰り返しながら、独自の発展を遂げてきました。四季の移ろい、月ごとの行事、花鳥・山水やさまざまな物語など、あらゆるテーマが描かれてきました。

(引用:東京国立博物館ニュース第774号 , 2023.10.22閲覧)

 

ざっくり言うと、平安~室町時代の絵で、日本のことを日本に合った技法で描いている絵かな、と思います。

 

さて、音声ガイドは夏木マリさん。

落ち着いたよい声。湯婆婆の雰囲気はないようです。

 

いつもならここで何点か写真をご紹介できるのですが。

今回は

写真禁止!(´;ω;`)

 

貴重なもので傷みやすいからか、巻物などが多くてどうしても混みやすいからか。

しかたないですね。

 

さて、どうするか。

国立なのでフライヤーは使わせていただきます。

あとはなんとかするか・・・。

 

なじみがあり貴重なのと、日本古来の絵が見られるとのことで、老若男女問わず、外国人も問わずすごく混んでました(´;ω;`)

特に混んでいる場所は2列目から覗いて見ました。

土日は完全予約制らしいですが、何人くらい入れるかは不明です。

 

今回急いで見に行ったのには理由がありまして。

展示が数週間ごとに入れ替わるのですよ。

特に鳥獣戯画。有名な甲巻を見るにはギリギリだったのです。

 

ポストカード。

これ、見たかったのですよ。

鳥獣戯画はイメージ通り。

コミカルでかわいい。

 

巻物なので、ずいぶん長かったです。

 

源氏物語などの絵も巻物でありました。

教科書ではふーん、て見てましたが。

実物は意外に小さくて、細密でした。

これには驚きましたね。

筆なのにペンより細いんですよ。

そして、茶色い模様だと思っていたのが実は金で豪華でした。

ふと、マンガの「巻」は巻物から(たぶん)来てるんだなあと思い、少なくとも平安時代から感覚が変わってないことが面白かったです。

そりゃあ昔の人もシリーズで集めたくなるわ。

 

平安時代の箏。

写真だと地味だと思ってましたが、実物は金箔が貼られ、鮮やかで豪華でした。

実際には使われず、神にささげられたそうです。

 

百鬼夜行。

コミカルなおばけたちの行進が見られます。

どうも使われなくなった物たちがおばけになったようで。

「もったいないおばけ」、室町時代からすでにいたのですね。

 

また、怖い絵として病草紙がありました。

病気や形態異常の人を絵にしています。

いやー、目の手術の絵は怖かったですね・・・。

これらを絵にするとは残酷な気がしましたが。

日常だったのかもしれません。

 

最後に屏風について。

現存最古のやまと絵屏風(山水屏風)から始まり、屏風の展示が多くありました。

・・・屏風、ええな。

屏風と言えば金田一耕助シリーズによく登場しますね。

わたしの屏風に対するおどろおどろしいイメージは金田一から来ているのでしょうか。

 

大きな空間を遮るために発明されたみたいですが、思ったより小さいです。

昔の日本人は小さかったので十分だったんですね。

 

そして、日本人が「2」「4」「6」に萌えるのは屏風のせいかもと思いました。

・・・わたしだけでしょうか?

一対とか好きです。

 

巻物の緻密さとはまた違い、ダイナミックで豪華なのが見所。

できたころは金箔も酸化しておらず、ザ・金色で豪華だったんだろうなと思います。

再現を見てみたい。

 

子供向けの冊子をダウンロードでき、浜松図屏風(室町時代)を組み立てることができました。

飾ってみました。

よく分からない世界観ですが。

それにしてもホル・ホース(右)はちみキャラになってもかっこいいな。

 

お土産は先ほどの鳥獣戯画ポストカードと一筆箋、ガチャガチャ缶バッジ、マグカップでした。

国立博物館の特別展はあまり普段使いしたいものがないですね。

 

もし欲しいものがなくても大丈夫。

本館にも行けるので、本館のミュージアムショップへ行ってみてください。

やまと絵のお土産も探せば売っています。

おすすめは、鳥獣戯画のネクタイと蕎麦猪口です。

わたしの買ったマグカップはイラストレーターが描いたものですが、蕎麦猪口は本物の絵を元に描いているため、本物がいい方にお勧めです。

コップとして使ってもいいし。

 

また、図録は立派で大きく、持ち帰るのが大変ですが、本館で買うと送れるそうです。

 

それにしても全部見るには、何回も来ないといけないし、たぶんコンプリートする方も少なくないと思います。

つまり、ずっと混んでますね・・・。

 

10月24日から伝源頼朝像が見られます。

 

帰りにカフェに寄りましたが。

レトロなカフェ「古城」に行きたかったけど、たどり着けませんでした・・・。

駅の向こう側ってどうやっていくんでしょうね。

 

上野マルイの「パステルカフェ」に行きました。

コルタードがありました!

スペイン滞在中に、学生の時はカフェ・コン・レチェ(エスプレッソに温かいミルクを入れたもの)を飲んでましたが、のちに行ったときはコルタード(エスプレッソに少量のミルク)を飲んでました。

カプチーノに似ています。

 

コルタードはレギュラーコーヒーより濃厚で、カフェラテよりは苦い、そんな感じの飲み方です。

おいしいです。

 

パスタもおいしかったですね。

 

もしお目当てのカフェが見つからないときはおすすめです。

パンダプリンもおいしそうでしたよ。

 

ただ、けっこう高かった気がします。

1600円くらいしたかなぁ。

最近どこでもそうですかね。

 

以上、平安時代から日本人の美意識はあまり変わってないんだなあ、と思った一日でした。

また、やまと絵は金箔や雲母を使ってキラキラして豪華、そして緻密でした。

・・・ほうほう・・・ピコーン(なにかひらめいた音)。

さてさて、自分の絵に影響があったかどうか。

乞うご期待( ̄▽ ̄)

 

ではではご覧いただきありがとうございました。