※念のため、中学生以下の方は見ないでください。
芸術の話なんですけどね。
関連映画を地上波でやってたのでセーフかなとは思います。
大人の事情で改訂することがあります。
秋には行きたい展覧会がたくさんあります。
さすが芸術の秋。
そのうちの一つがこちら。
↓太田記念美術館公式サイト
葛飾応為「吉原格子先之図」 ―肉筆画の魅力 | 太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art
(引用: 葛飾応為「吉原格子先之図」ー肉筆画の魅力, 太田美術館, 2023.10.14閲覧)
↓記事
(引用: artagenda, 2023.10.14閲覧)
葛飾応為(おうい)。
葛飾北斎の娘です。
今回は有名な肉筆画(いわゆる原画、たぶん1点もの)を見ることができます。
葛飾応為を知ったのは、杉浦日向子著「百日紅」だったか、テレビでやってた映画の「北斎漫画」だったか。
応為は「お栄」と言われていたようです。
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現存する応為の作品は10数点と少ないですが、どうやら父北斎の代筆をしていたようです。
女を描かせたら北斎を凌ぐとも言われ、技術的には父より上だったのかもしれません。
どうやら、あまり美人ではなかったらしく、自分の憧れを表現していて、とてもうまかったのでは、と漫画では書かれていました。
ただ、春画は苦手だったようで。
分かる…分かるよ…。
やはり、そっちの妄想力たくましい男性画家には負けるわけですよ。
(北斎の蛸と海女の絵は妄想力の頂点に君臨すると思う(;^ω^))
その点、北斎宅に出入りしていた渓斎英泉(けいさい えいせん)は、絵は下手だが、色気のある女と春画はなまめかしくて、評判がよかったらしく。
なるほどねー。
…絵から絵描きの内面がバレてしまうじゃないか。
オソロシイ…。
そして上手ければ人気が出るかというとそうでもないのは現代のマンガも一緒ですね。
江戸時代に「美術」の概念があったら、お栄はもっと有名だったかもしれません。
話を戻すと、北斎がザ・浮世絵で世界中で人気なのに対し、お栄はその技術力の高さを活かして、西洋からの新技術である遠近法や陰影のテクニックを採り入れていました。
その代表作が「吉原格子先之図」です。
見に行きたいですが、展示期間が短いので、行けるかどうかドキドキします。
2023.11.01~11.26まで。11月6, 13, 20日は休館。
浮世絵好きは要チェック!
ではではご覧いただきありがとうございました。
花魁は華やかさだけでなく、体力、気力、教養、美容、話術などなどあらゆるものに精通してなくてはいけなかったので、すごくすごく大変だったと思います。
いい旦那さんに身請けされたら幸せなんだけど・・・。