お題「好きな画家は?行ってよかった・おすすめの美術館のエピソード」
いつもやさしくしていただいています、gerbera (id:hate4150)さんがお題を出されていました。
今回はまじめに回答したいと思います(たぶん)。
好きな画家
・・・。
え・・・なんか地味。と思いました?
まず、出題は美術館に常にあるような画家、ということだと受けとりました。
つまり、現代のまんがなどは入れない、ということだと。
どうしても一人、というなら、北斎。
もちろん天才ではあるけれど、他にも天才はいます。
じゃあどうして北斎か、というと、生き方、ですかね。
題材は幅広く、美人画、動物画、風景画、妖怪、挿絵、お手本、春画、なんでもござれ。
浮世絵だけでなく、版画ではない肉筆画もあります。
そして絵を描いてごみが多くなったらすぐ引っ越し(93回らしい。Wikipediaより)。
画号も頻繁に変え、気の乗らない仕事は娘のお栄に代筆させていたらしい(百日紅, 杉浦日向子著)。
この、生き方としてはいい加減なかんじで90くらいで亡くなるまで絵を描き続けた、そんな自由人な感じにあこがれます。
絵しかやらない(女性関係は除く)、そんな一貫した人生はなかなか送れません。
また、ヨーロッパの画家たちに大きな影響を与えたため、日本人として誇らしいと思います。
日本の絵がすごいって認められたのは単純にうれしいですよ。
また北斎とお栄については記事を書きたいと思っています。
行ってよかった美術館
これもなかなか選べない・・・。
でも選ぶとしたら、スペインのプラド美術館。
だいぶ昔に行ったので、ちょっと記憶はあいまいですが。
重厚な感じの美術館だったと思います。
ゴヤやベラスケスなど、とにかく教科書で見た絵がたくさんあって、知った絵なので興味を持ているし、本物は迫力があるなあと思いました。
裸のマハ、着衣のマハを並べていて、人気がありました。
ミロやピカソなど抽象的な絵もあり、特にミロにははまりました。
かわいい感じですが、同時に暗く怖い感じもあり。
あんな落書きみたいな絵なのに、訴えてくるものがあるのです。
本を買いました。
また、当時はゲルニカ(ピカソ)があり(現在はソフィア王妃芸術センター)、圧倒されましたね。
絵としては簡単そうに見えるのに、迫力、気持ち悪さ、恐ろしさなどを十分感じられました。
かなり大きかったです。
なんせ子どもの頃から行ってみたかったスペインだったので、「スペインに来たぞ感」を十分に味わえました。
ちなみに、はじめての海外旅行はトルコ、続いてエジプトでした。
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やはり本物というのは、訴える力が違います。
ぜひ生で見てほしいと思います。
そして世界の美術館巡りで、原画信奉者になったのかもしれません。
なお、浮世絵は版画ですが、色が重なっているのが見られますので、やはり現代の印刷より感動します。
浮世絵のために計算されて作られていますので。
夫はロシアのエルミタージュ美術館がおすすめで、「いつかあんたを連れて行ってあげたいわ」と言っていました。
これだけ聞くと、すてきな感じがしますよね?
ただし、「シベリア鉄道1週間乗って行くけどな。」
それはきついわ・・・。
申し訳ないけどお断りしております。
ではではご覧いただきありがとうございました。