ミュシャといえば、日本でも超有名な画家の一人で、名前を知らなくても絵はほとんどの方が知っていると思います。
八王子でミュシャ展をやっているので見に行ってきました。
(引用: アルフォンス・ミュシャ展, 八王子市夢美術館, 2023.05.12閲覧)
プラハのミュシャ(ムハ)美術館へは行ったことがあるのですが。
たぶん疲れてフラフラだったためかあまり覚えてません(θ‿θ)
京王八王子駅からけっこう歩きました。
だいたいお友達か夫婦の二人連れでしたが、若い男性もそこそこ来てました。
若者にも人気があるのが、ミュシャ。
ミュシャのポスターは、デフォルメされた漫画の絵と実写の間のような印象。
アウトラインも描かれています。
背景の植物や文字もデザインされていて、マンガ好きにはとてもなじみます。
なお、アール・ヌーヴォーの時代は浮世絵が流行っており、ミュシャも影響を受けたそうです。
そのミュシャが日本の絵描きに現在でも影響を与えているのはなかなかおもしろいですね。
最後のコーナーには「スラヴ叙事詩」コーナーがあります。
残念ながら現物はプラハにあるので、印刷でしたが、解説を日本語で見ることができるので良いと思います。
プラハのは油彩と描いてあったので、いわゆる肉筆画なんですね。
なるほど、そりゃあプラハのムハ美術館は行く価値があったのね。
大きい油絵があったの思い出してきました。
ちゃんと見ておけばよかったなあ。
ミュシャのスラヴ叙事詩は、ポスターに比べて日本ではあまり知られていませんが、スラヴ民族の自由、誇りを訴えた作品シリーズで、おそらくチェコではこちらの方が人気があるのでは?と思います。
今度はちゃんとスラヴ叙事詩を見たいですね。
さて、ネットに載せてだめではない、ということでいくつか。
題名は「桜草」と「羽根」
対になって飾られている、非常に美しい作品。
ポスターによりますが、金や銀は光っていることがあります。
あれって、金箔なんですかね?版画技術もすごい。
「黄道十二宮」
もっとも有名な絵の一つ。
たぶんカレンダーのようです。
この背景ったらすごいわー。
ん?わたしの水瓶座が隠れてるんですけど。
お手本として描かれた絵。
すごい緻密。
もともと上手いけれど、たぶん唯一無二の絵の天才ではなかったようで(若い時アカデミー落ちている)。
でも、山のように研究し練習して技術を上げたんだろうな、と尊敬します。
ミュシャのすごさは、デザインの発想。
これは唯一無二といっていいのでは。発想力の天才なのかもしれません。
すごくない?(植物図鑑の絵)
今回のキービジュアル。
当時のスラヴ叙事詩展のポスターだったそうで。
チェコに帰ってからは、美しい絵ではなく、訴えたいことを描くようになっています。
なので女の人もあまりきれいではありません。
なお、この子はミュシャのお嬢さんとのことです。
「四季」はいくつかのバージョンが展示されていました。
おそらく一番有名なシリーズは、サテンに印刷されていました。
紙のポスターは他の「四季」だったと思います…たぶん。
お土産は、すべてポストカードにしました。
1枚180円。
場所取らないし、安いし、飾れるし、長持ちする。いいね、ポストカード。
本物のポスターも買えるようでした。
40万円とか書いてましたが。
グッズは現金ですが、コレクションはクレジットカード可と書いてました。
すべての絵がすばらしいですが、ご紹介しきれないので、ぜひ行ってみてください。
ミュシャ展はポスター中心なので、けっこう開かれています。
たしか福岡でも現在やっています。
こちらは一点物があるそうですよ。
(2023.05.12)
【2023.05.13追記】
ミュシャはあまり男性は描かず、必要なときにひげのおじさんや貧相な男性を描くくらいでした。
こちらは珍しく少年(たぶん)。
「レシート 孤児を育てる協会」
と書いているので、寄付の領収書でしょうか。
孤児なので痩せていますが、美少年なので、寄付が集まってちゃんと食べて立派な美青年になってたらいいな、と思いました。
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