ドーベルマン刑事(デカ)。
この漫画、連載時に読んでいた方はおおよそ55歳以上かな、と思います。
いわゆるバイオレンスアクション刑事もので、過激派やテロ、外交特権、格差など、昭和でよく問題になっていた題材を扱っています(今でもかな)。
令和ではあまり思いつかないような、ひどいことを弱者がされ、それを加納刑事がマグナムぶっ放して解決?(屍が…)していくのです。
最初の方は加納刑事は容赦なく熱い感じですね。
最後の方はだいぶマイルドになっていました。
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↑25巻の表紙が好きでした(⌒∇⌒)
なぜ、突然思い出したかというと、この間、六本木のルーヴル美術館展に行ったからです。
【趣味】ルーヴル美術館展(六本木 )へ行ってきました - たぬちゃんの怠惰な日常
小さい頃この漫画を読み、「六本木は外交特権を悪用する外交官がいて危険」と刷り込まれてしまっていました。
なので、今でも六本木はちょっと怖いです。
実際は大丈夫でしたけどね。
父が行きつけの喫茶店からもらって帰りました。
第一巻はなく飛び飛びだったと思います。
…小学校低学年だったと思いますが…子どもに見せていいものではなかったですよ…。
とにかく、悪いやつがひどい…ひどすぎる…。
その犯罪の様子を幼い女子が見るのです。
そりゃあ、一般的な女子には育ちませんわな…。
週刊少年ジャンプ連載されていたようで…こどもたち、これ見てたのね…。
でも、すごくおもしろかったので、何回も読みました。
極端さがツボったのです。
「そんなやつおれへんやろー」と思いながら、「なんか世の中、弱者がやられて不平等やな」「刑事かっこええな」とも思う、バランスの良さ。
ここから弱者は虐げられ命も軽いことを学びました。
あらすじだけだと勧善懲悪で、どこにでもある話ですが。
まんがの平松伸二先生の絵はだんだんうまくなっていきます。
そりゃあおもしろいわ…。
原作者のすごさはなかなか読者には分かりませんが、やはり天才というのは、作品が違ってもおもしろいんですねー。
なお、北斗の拳など、武論尊先生の書く女性は、ステレオタイプで面白くありませんが、一人だけすげえな、と思った女性がいます。
それは、ドーベルマン刑事に出てくるテロリスト(たぶん)の親玉。
気合、入ってます。
すぐ、制裁します。
そしてひどいです。極悪非道な犯罪者の多いこの漫画の中でもかなり上位です。
でも女性です。
この人のことは死ぬまで忘れないと思います。強烈です。
今でも姉と「ドーベルマン刑事の女ボス」といえば通じます。
(うろ覚えなので、少し間違っているところがあるかもしれませんm(_ _)m)
この漫画で「外道」「マグナム」「デカ」「内ゲバ」「ワッパ」などの言葉を覚えました。
幼い頃に出会う漫画は、その後の性格形成や趣味にある程度影響すると実感しています。
でも、ややひどくても、そこから学習します。
世の中は弱者に厳しく使い捨てるんだなあ、と低学年にして刷り込まれましたね・・・。
ただ、あまりにこれは・・・といういわゆる有害なのは、家庭に入れないほうがいいと思います。
今なら、ドーベルマン刑事は・・・ギリギリ・・・・アウトかな(^^;
中学生ならきっと大丈夫。
ではではご覧いただきありがとうございました。
「ゲタばき純情の巻」が一番好きかも。
感動の回。(2023.05.27追記)
(2023.05.26)