少し前、9月6日に太田記念美術館「浮世絵お化け屋敷」へ行ってきました。
疲労がたまっているうえ、暑かったのでサッと見る程度でしたが。
この日は後期の初日で絵の入れ替えが行われたばかりの日でした。
なので、この美術館にしては混んでいました。
開催中に行けないかもしれないので、この日を逃すわけにはいかなかったのです。
歌川国芳の「相馬の古内裏」のがしゃどくろ(骸骨)はデザイン的に最高ですね!
国芳特集の時もポスターに使われていました。
いつもこの美術館のポスターはおしゃれです。
デザイナーさんすごいですね。
まず一番の目的はこちら。
歌川国芳「相馬の古内裏」(引用:太田記念美術館HP)
残念ながらフリー素材画像が見つからなかったので、美術館HPより引用しましたm(__)m
版画なのでおそらく紙の規格が決まっていたと思います。
それを3枚続けて大きなポスターみたいにして迫力を出しています。
当時は度肝を抜かれたそうです。
肉筆画の掛け軸だと大きな絵は珍しくないけれど、庶民も買える浮世絵版画でこの大きさは興奮したでしょうね。
ガチャガチャを3つ並べて一つの作品を作るみたいな?(・∀・)ニヤ
ちょっとスケールが小さいか・・・スイマセン・・・。
この骸骨、敵かと思っていたら、味方だそうです。
左の女の人(滝夜叉姫)が妖術で、ビビらすために召喚したそうです。
なるほど、骸骨なのにあんまり怖くないのは遊んでる感じだからなのね。
滝夜叉姫は平将門の娘です。
平将門の敵を弟と打つため、味方をスカウトしている途中らしい。
(当日追記)地下にアダチ版画研究所が復刻した「相馬の古内裏」があるのでぜひ見てね!
当時の鮮やかさを体験できます!税込み6万6千円。
月岡芳年「和漢百物語 頓欲ノ婆々」(引用:太田記念美術館 フライヤーより)
全体的に浮世絵のお化けはユーモラスでかわいいです。
上の絵は、イナバウアーしているばあさん(じいさんではない)の方が妖怪チックで怖いですよね。
小さい美術館なのでグッズがあまりなかったのが残念。
お化けグッズは売れると思いますよ( ー`дー´)キリッ
伝統的なお岩さんやお菊さんもいらっしゃいました。
また、江戸時代のイケメンは現代と同じで中性ぽいのが流行ってたんだなあと改めて思いました。
男子は腋毛の処理をしていたとうわさで聞いたので、きっと全身お手入れをしていたんでしょう。
現代もそうですよね。
今回は約2割が新しく収蔵された作品とのことなので、何回か行ったことある方も久しぶりに行ってみてはいかがでしょうか。
9月29日までです( ー`дー´)キリッ
次回予告
(引用:「広重ブルー」太田記念美術館フライヤー)
次回も見逃せない!!
太田記念美術館はJR原宿駅が最寄ですが。
山手線の原宿近辺はいつも混んでて気持ち悪くなります。
行きは早く到着したいので頑張って乗ります。
帰りはまあまあ空いている代々木駅から乗ります。
明治神宮の中を散歩しながら帰ります。
実は写真には浮かれた外国人がど真ん中にドーンと写っていましたが、消しゴム機能で消しました。
個人利用の時は便利だな。
柱が傷つけられたとのことで、鳥居の足元は囲いができていました(つд⊂)エーン
帰りの地図。誰得かは不明。
堅あげポテト北斎パッケージは新しいのが出ていました。
醤油味。絵は、「百人一首乳母かゑとき 柿の本人磨」で北斎博士の目黒龍一郎さん(子ども)が選んだそうです。
渋すぎる・・・Σ(・ω・ノ)ノ!
元ネタは百人一首の
「あしひきの山鳥の尾のしたりおのなかなかし夜をひとりかもねん」
とのことです。
てっきりオナガドリのイメージかと。
小屋の中にいて網を見ているのが柿本人麻呂だそうです。
↓詳しくは
(参考:すみだ北斎美術館HP)
ではではご覧いただきありがとうございました。
↓太田記念美術館HP
太田記念美術館 Ota Memorial Museum of Art