たぬちゃんの怠惰な日常

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「眼福―大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋」展 レビュー(静嘉堂@丸の内2024)

 

秋だからか、よさそうな美術展、博物展が多く、美術館巡りの(マニアック)記事が続きますm(_ _)m

 

諦 め て ( ・ิω・ิ)

 

静嘉堂

 静嘉堂@丸の内「眼福―大名家旧蔵、静嘉堂茶道具の粋」展へ行ってきました(2024.10.04)。

 

www.seikado.or.jp

 

実は前の出光美術館と同じ日に行きました。

pompomtanupi.hatenablog.com

はしごです(;´д`)

 

どうしても見たいものがあり、いずれ行こうと思ってはいましたが、美術館同士がかなり近いのに気づいたのです( ー`дー´)キリッ

出光の帰りにね(;''∀'')

 

明治生命館

明治生命館にあります。

昭和9年に竣工。

重要文化財に指定されている凄い建物。

コリント式の列柱だそうです。

へー?⤴

 

この入り口には警備員さん?がいました。

美術館はこっちという案内がありましたが、目が合ってしまったので、怪しくないことを示すため、「美術館はどこですか?」と聞きました(;・∀・)

 

(引用:静嘉堂文庫美術館HP)

 

写真可能でしたが、ロビーには人がいたのでHPより引用しました。

 

( -`ω-)✧ドヤア

 

ラグジュアリーでしょう?

小さな舞踏会なら開けるかも?(←招待されない)

 

このロビーを囲むように4つの部屋があります。

 

ここは一番広いギャラリー3。

こんな感じ。

上品でツウ好み。

最近自分の中で流行っている「ツウ(通)」。

 

この美術館はみなさんおしゃれをしてきていました。

着物率が高く、男性も着物の方がいました。

 

そして、50代が一番多かったように感じます。

今回は茶道具展だったので、茶道人口は50代が多いのでしょうか?

そしてぽつぽつ若者もいました。

 

わたしは茶道は分からないのですが、焼き物はなんというか、萌えますw

全然分からないし、買ってもないんですけどね。

 

眼福

今回の目玉の一つ、「油滴天目」(重要文化財、南宋時代)。

黒地に銀色に輝く「油滴斑」が浮き出ています。

水玉アレルギーの方には申し訳ないm(__)m

 

朝顔の花のような形。

後期は台を外すため、全体が見られるらしいですよ(ネット情報にて調べて行ってね)。

 

これとは違うのですが、コロンとした形の茄子茶入れがフライヤー(チラシ)にあり、かわいいので見たいと思ってました。

こちらは「唐物茄子茶入 付藻茄子(つくもなす)」(南宋~元時代)。

 

このようなすごい焼き物は権力者の手に渡って行ったようです。

これは足利義満から始まり、信長、秀吉、家康も持っていたそうで。

 

上のと似ていますが、こちらは「唐物茄子茶入 松本茄子」(南宋~元時代)。

上は首がありますが、こちらはずんぐりむっくり。

山名氏→松本珠報ののち、やはり信長、秀吉にわたり、大坂夏の陣で被災し、家康の命で修復したらしい。

 

「青磁鯱耳花入れ」(南宋時代)

千利休が持っていた花瓶。

教科書で同じような形を見たことありますね!

 

茶道具はこんな感じでひたすら並べられていました。

 

どれがどれか素人には全然わかりませんw

 

住吉釜(室町時代)

焼き物は全然分かりませんが、自分の知っていることを総動員すると何とか楽しめます。

こちらは「ぶんぷく茶釜」の茶釜ってこんな感じだったんだろうなと思いながら見ましたw

 

丸くてかわいいし、肌が良いですねえ~。

 

この展覧会をぜったいに見たかった理由はこちら。

国宝「曜変天目(稲葉天目)」!!

 

これだけは撮影NGでした。

実物の大きさは両手の平に収まるくらい。

大きいごはんのお茶碗くらいかな。

 

これ、非常に貴重なもので静嘉堂の看板なのです。

 

昔テレビ番組で見て、あの世へ行くまでに絶対に見たいなと思っていました。

 

漆黒の器で内側には星のようにもみえる大小の斑文が散らばり、斑文の周囲は状の青色や青紫色で、角度によって玉虫色に光彩が輝き移動する

(引用:曜変天目, ウイキペディア)

 

まさしく宇宙を感じます。

本物はとても神秘的でした。

青っぽい色が浮かび出て、斑紋はキラキラしています。

仕組みとしてはCDがキラキラするのと同じらしい。

焼き物なのにCDなんですよ( ー`дー´)キリッ

 

今のところ、曜変天目と認められているものは世界で3点のみしかありません。

全て日本にあります。

生産地の中国にはなぜか一個も残ってないらしいです。

でも、偉い人の施設から出土したので(ざっくり)、貴重品扱いはされていたのでは?というのが最近の研究らしい。

 

もう一つ日本にあったという書物があるらしいです。

織田信長と一緒に燃えたとのこと・・・(つд⊂)エーン

 

某テレビ番組で、どうやら本物の曜変天目が出てきた!と鑑定しましたが、どうやら怪しいらしい。

真相は素人には分かりませんが。

 

曜変天目を再現しようとしている方もいて、けっこうできてきているようです。

ただ、この稲葉天目ほどのきらびやかさはまだない気がします。

 

国宝曜変天目3椀のうち、稲葉天目がもっともはっきり斑紋が出ていて、最高品と言われているそうです。

たしかに、一番派手w

この辺は人により好みが分かれそうです。

 

ミュージアムショップ

 小さいながらもなかなかよいミュージアムショップがあります。

 

お?

曜変天目のレプリカ?

 

ふふふ。

実はこれもネットで知って見たかったのです。

 

ほぼ実寸の曜変天目のぬいぐるみ(;゚Д゚)

 

ぬいぐるみて。

 

欲しい気もするけど、5800円。

高いなあ~。

 

でもね、ほぼ実物大なんですよ。

 

ぱっと見、なんだか曜変天目w

いかがでしょう?

 

流行っているらしいですよ!

 

小さい美術館の割にはいろんなグッズがありました。

曜変天目Tシャツとか。

 

わたしはポストカードを3枚買いました。

茄子茶入、気に入ったのと違うやつ買ってもた(;゚Д゚)

ポンコツ発動。

全部似てんのよ。

 

曜変天目、縦の光の筋がたまらん。

 

ここにはミュージアムカフェはありませんでした。

このあと、自分の住む街のコメダへ行ったのです。

 

確かに、「眼福」でした。

エレガントな空間もあり、なんだか良いものを見せてもらった気がしますw

 

今回はフライヤーがたくさんありました!

これはとてもおしゃれですね!

 

11月4日まで。

曜変天目は次回の「平安文学、いとをかし(2024.11/16-2025.1/13」にも出展されます( ー`дー´)キリッ

国宝 俵屋宗達「源氏物語関屋澪標図屏風」が出ます。

「光る君へ」を見ている方、いかがでしょうか。

 

小さい美術館なので、東京駅付近に用事があるついでに寄れますよ(^▽^)/

 

ではではご覧いただきありがとうございました。