ジョジョ本が12月に一気に4冊出ました。
・ジョジョマガジン
・ジョジョの奇妙な問題集
・岸辺露伴は倒れない
このミステリーがすごい!は、一部なのでジョジョ本とは言えないかもしれません。
なので、買ってません。
お正月休みでやっとぼちぼち読み進められました。
今回はスピンオフ小説「岸辺露伴は倒れない」の感想です。
岸辺露伴は動かないシリーズのスピンオフ小説としては、第3弾。
今回は1冊を一人の小説家の先生が書いています。
北國ばらっどさん。
ジョジョのスピンオフ小説をいくつか手掛け、評判の良い作家さんです。
名作「くしゃがら」を書いています。
今回は3つの話が入っています。
ジャンルとしては、ホラーですかねえ。
幽霊や妖怪に好かれる男ですから。
感想としては、今回は同じような内容だったなあ、ということです。
よくジョジョを研究されていて、他の本よりもそんなに違和感はありません。
ちょいちょいジョジョネタを入れてきて、読者を喜ばそうというサービス精神も感じられます。
でも、逆に荒木ワールドを尊重しすぎてオリジナリティに欠ける、という気がしました。
ジョジョ原作に忠実になろうとしすぎて、型にはまってしまったような感じです。
むしろ原作より露伴先生がちゃんとした大人ですし。
小説としてはうまくできています。
ただ、日常からかなり離れてしまったな、と思います。
3編あるのだから、心理戦なども見てみたかったと思います。
見た目ではわからない、怖さとか。
今までの岸辺露伴シリーズで慣れてしまい、感動が薄れている可能性もありますが。
辛口に書きましたが、つまらない本だと、まったく読めない性質なので、全部読んだということは面白かった、と言えると思います。
やはりジョジョファン、特に露伴先生のファンであれば、読んだ方がいいかな、と思います。
これは売らずに手元に置いて、もう一度読み直そうと思います。
ただ、それがいつになるか・・・。
それにしても、「動かない」スピンオフ小説シリーズは、てかてか光る素材の表紙カバーですが、反るんですよね、カバーが。
きっと光っているコーティングと紙の収縮率が違うせいだと思うのですが。
出版社や印刷会社はこの特性を知っていると思うのに、なぜこれにしたのか、不思議です。
めだちますがね。
今回一番の減点は、表紙カバーでした。
他のジョジョ本はまだ読み切ってません。
本当はジョジョファンではないのだろうか、自分・・・。
ではでは、ご覧いただき、ありがとうございました!
(この情報は、2023.01.05のものです)